REdesign with Nature

REdesign with Nature は、
自然をつくり変えることではなく、
自然とともに、暮らしを描き直すという考え方です。

土地の記憶や、土や水の流れ、
そこに生きる動植物の気配に耳を澄まし、
人の都合だけで線を引かない。

自然を主役に、人はその一部として関わる。
その関係を、空間や仕組み、暮らしの中に丁寧に編み直していきます。

未来のために新しく、
けれど本質は、とても古い。
それが、REdesign with Nature です。

REdesign with Nature は、
土地にすでにある答えを、設計によって引き出すという姿勢です。

地形の起伏、土の質、水の集まり方
風の抜けや、光の入り方、
そこに根づく植物や生き物の気配。
設計は、それらを読み取ることから始まります。

新しい形を無理につくるのではなく、
自然の流れを整理し、重ね、
人の営みが無理なく入り込める余白を整える。
それが、REdesign with Nature の設計です。

建築やランドスケープは、
主張するためのものではなく、
自然と人をつなぐ「媒介」として存在します。

完成した空間は、
使われ、育ち、風景の一部になっていく。
時間とともに価値が深まる設計を目指します。

自然とともに描き直すことで、
その土地らしい風景と、
これからの暮らしが立ち上がっていく。

それが、REdesign with Nature です。

TONZAKOデザイン VISION

~Redesign with Nature~

1.背景認識 ― 人類の発展と地球の限界

地球誕生から約46億年。人類は地球環境に育まれ、狩猟から農耕、村落から都市へと社会を発展させてきました。産業革命以降、私たちは経済的な豊かさ、利便性、快適性を手に入れましたが、その代償として、自然環境の大きな改変を伴い、気候変動、生物多様性の喪失、土壌・水域の汚染、食糧問題といった深刻な課題を生み出しました。

これらはすでに人類の暮らしや健康に直接影響を及ぼしています。1992年のリオデジャネイロ宣言以降も状況は改善されるどころか、地球が涵養できる限界を超えつつあります。これまでの「発展の延長線上」に人類の幸福を見いだすことは、もはや困難な時代に入っています。

2.日本的価値観に見出す新たなベクトル

日本には、自然やあらゆるものに神が宿ると考え、尊厳と畏怖の念をもって向き合ってきた文化があります。これは、自然を征服の対象としてきた近代以降の人類史とは異なる視点です。

「八百万の神」に象徴されるこの価値観は、自然と共生し、循環の一部として生きる思想であり、これからの地球社会における新たな生き方のベクトルとなる可能性を秘めています。その象徴が、物質循環の中で成り立ってきた里の暮らしや里山の生業です。

人が生き物としてできる範囲で自然に手を入れ、ともに暮らし、自らも循環の担い手となる。

自然やあらゆるものの存在を大切にした共生の思想を、現代の事業として再構築します。

3.事業思想 ― 本質を見抜き、循環を組み込む

TONZAKOデザインは、自然や物事の「本質を見る目」を何よりも大切にします。設計にとどまらず、農業、林業、動植物、地形、土質など、あらゆる分野にアンテナを張り、知識と技術を磨き続けます。

その本質に基づき、空間に新たな価値を与え、自然と調和した循環システムを組み込む。私たちの空間づくりは、新たな時代における人類の地球での暮らし方を提示する試みです。

4.農業・林業への取り組み ― 食と暮らしの基盤を取り戻す

この思想を体験・体感し、実験する場として、農業と林業に関する事業を展開します。

世界人口の増加と気候変動により、食糧問題は一層深刻化しています。日本は食糧自給率が低く、輸入に大きく依存しており、農業従事者も減少しています。万一、食糧輸入が滞れば、国家の存立にも関わる重大なリスクとなります。

日本の農業は、本来、里山の落ち葉や草、家畜の糞、魚などを活用した循環型農業によって、高品質で健康的な食糧を生み出してきました。しかし戦後の「緑の革命」により、化学肥料や農薬が普及し、生産性は向上した一方で、土壌の地力低下や作物の質の変化を招きました。

私たちは、野菜を「植物=生き物」として捉え直します。植物は有機物循環の中で水と栄養を吸収し、光合成によって二酸化炭素を固定しながら成長します。自然の循環に則って土壌の地力を高め、作物を完熟させることで、健康でおいしい農産物が生まれます。

価格は高くても、健康でおいしい農作物こそが日本にしかできない農業であり、その需要は今後さらに高まると考えます。これは、日本の農業を再生する一つのモデルとなり得ます。

この農業を支えるためには、健全な里山が不可欠です。そのため林業にも取り組み、「新しくも古い」日本ならではの農林業を展開します。

5.目指す未来 ― 環境と暮らしの再生

これらの活動は、二酸化炭素の固定、豪雨災害リスクの低減、生物多様性の回復に寄与し、生態系サービスを通じて人々の安全で健康な暮らしを支えます。

私たちは、自然と共生する循環型社会を事業として実装し、新たな時代の人類の暮らし方を、地域から世界へと提示していきます。